基礎知識
TRPGとは?遊び方・必要なもの・始め方を初心者向けに解説
TRPG(テーブルトークRPG)とは、会話とサイコロで物語を進める遊びです。ゲームマスターとプレイヤーの役割、1回の遊びの流れ、必要なもの、代表的なシステム、一人でも始められる方法までをまとめました。

この記事の目次
TRPGとは
TRPG(テーブルトークRPG)は、参加者どうしの会話とサイコロで物語を進めていく遊びです。 読み方は「ティーアールピージー」。Table-talk Role-Playing Game の略で、紙と鉛筆と会話だけで遊べることから、日本ではこの名前で呼ばれています(英語圏では TTRPG、tabletop RPG と呼ぶのが一般的です)。
参加者は、物語の進行役であるゲームマスター(GM)と、物語の登場人物を一人ずつ演じるプレイヤーに分かれます。GM が場面を語り、プレイヤーが「自分のキャラクターはこうする」と宣言し、結果が不確かな行動はサイコロで決める。この繰り返しで、その場にいる人たちだけの物語ができあがります。
ビデオゲームのRPGとの違い
| ビデオゲームのRPG | TRPG | |
|---|---|---|
| 物語を進めるもの | プログラム | GM とプレイヤーの会話 |
| 取れる行動 | 用意された選択肢から選ぶ | 言葉にできることなら何でも試せる |
| 結末 | 作り手が決めたいくつか | 遊ぶたびに変わる |
| 遊ぶ人数 | 一人でも遊べる | ふつうは GM 1 人とプレイヤー 2〜5 人 |
いちばんの違いは自由度です。閉ざされた扉の前で、ビデオゲームなら「開ける」か「戻る」を選びますが、TRPG では「窓から入る」「鍵を壊す」「見張りを言いくるめて開けてもらう」と、思いついたことを何でも宣言できます。GM はそれに応じて、その場で結果を語ります。
TRPGに登場する人と道具
- ゲームマスター(GM): 物語の進行役であり審判役。場面を描写し、登場人物(NPC)を演じ、ルールに沿って判定します。クトゥルフ神話TRPG では「キーパー(KP)」と呼びます
- プレイヤー(PL): 自分のキャラクター(PC、プレイヤーキャラクター)を演じる人
- ルールブック(システム): 判定のしかたや世界観を定めた本。TRPG では、ルールの体系そのものを「システム」と呼びます
- シナリオ: 1 回分の冒険の筋書き。事件の真相、登場人物、起こりうる場面が書かれています
- ダイス(サイコロ): 行動の成否を決める道具。「2d6」は 6 面ダイスを 2 個、「1d100」は 100 面(10 面 2 個で代用)を 1 個振る、という書き方をします
- キャラクターシート: キャラクターの能力値や技能、持ち物を書いておく紙
TRPGの遊び方(1回のセッションの流れ)
TRPG を 1 回遊ぶことをセッションと呼びます。おおまかな流れは次のとおりです。
1. キャラクターを作る
名前、外見、性格、能力値、職業や技能を決めます。システムによっては、サイコロを振って能力値を決めます。
2. GMが導入を語る
GM が物語の舞台と、事件の始まりを語ります。
GM: 「あなたたちは古い森の入口に立っています。
木々の間から、不気味な音が聞こえてきます……」
3. プレイヤーが行動を宣言する
プレイヤーは、自分のキャラクターが何をするかを言葉で伝えます。
プレイヤー: 「音のする方へ、物陰に隠れながら近づきます」
4. サイコロで判定する
うまくいくかわからない行動は、サイコロで決めます。出目と能力値をシステムのルールで比べ、成功か失敗かが決まります。
5. GMが結果を語り、物語が進む
判定の結果に応じて GM が次の場面を語り、また 3 に戻ります。これを繰り返して、事件の解決や冒険の目的に向かいます。
1 回のセッションは、短いもので 1〜2 時間、長いものでは数回に分けて遊びます。
代表的なTRPGのシステム
システムごとに世界観と判定のしかたが違います。よく名前が挙がるものを紹介します。
- ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D): 1974 年にアメリカで生まれた、TRPG の元祖。剣と魔法のファンタジーで、20 面ダイスで判定します
- クトゥルフ神話TRPG: 怪奇小説のクトゥルフ神話を題材にしたホラー。探索者として怪事件を調べ、正気を削りながら真相に迫ります。日本ではリプレイ動画をきっかけに広く知られるようになりました
- ソード・ワールド: 日本で生まれたファンタジーのシステム。2d6 で判定し、長く遊ばれてきました
このほかにも、SF、現代もの、学園もの、ミステリーなど、さまざまなジャンルのシステムがあります。
TRPGの魅力
1. 自分の言葉で物語を動かせる
決められた選択肢ではなく、自分で考えた行動が物語を変えます。思いもよらない解決策が通ったときの手応えは、TRPG ならではです。
2. 二度と同じ物語にならない
同じシナリオでも、遊ぶ人と選択が違えば、まったく違う結末になります。
3. キャラクターになりきれる
自分で作ったキャラクターの性格や過去をふまえて、「この人ならどうするか」を考えて演じる楽しさがあります。
TRPGを始めるには
友人と集まって遊ぶ
ルールブックとサイコロ、キャラクターシートを用意し、GM を一人決めて遊びます。最初は、遊んだことのある人に GM をお願いするのがいちばんの近道です。
オンラインで遊ぶ
ボイスチャットと、オンラインセッション用のツール(地図やサイコロをブラウザで共有できるもの)を使えば、離れた人とも遊べます。SNS やコミュニティで参加者を募ることもできます。
一人で遊ぶ
仲間や GM が見つからないときは、一人用のシナリオや、AI に GM をまかせる方法があります。日程を合わせる必要がなく、ルールを覚えていなくても始められます。
AI GMで遊ぶTRPG
この「AI TRPG」では、AI がゲームマスターを務めます。ブラウザだけで、一人でいつでも遊べます。
| 人間どうしのTRPG | AI GMのTRPG |
|---|---|
| GM 役の人が必要 | AI が GM を務める |
| 参加者の日程調整が必要 | 好きな時間に一人で遊べる |
| ルールを覚える必要がある | 判定の処理は AI が担当 |
| 初めてだと敷居が高い | 行動を文章で書くだけで始められる |
- 語り口や性格の違う 5 人の AI GM から選べます
- 場面に合わせてシーンの画像が描かれます
- セーブして、好きなところで中断・再開できます
- 登録すれば無料で遊べます(クレジットカード不要。全員共通の利用上限があります)
よくある質問
Q: TRPGは難しくないですか?
A: ルールを全部覚えていなくても遊べます。最初は GM に「こうしたい」と伝えるだけで十分です。AI GM なら、判定のしかたも AI が案内します。
Q: 何人で遊ぶものですか?
A: 人間どうしで遊ぶなら、GM 1 人とプレイヤー 2〜5 人くらいが一般的です。一人用のシナリオや AI GM を使えば、一人でも遊べます。
Q: どのくらい時間がかかりますか?
A: 短いシナリオなら 1〜2 時間、長いものは何回かに分けて遊びます。この AI TRPG ではセーブができるので、途中で中断できます。
Q: お金はかかりますか?
A: 人間どうしで遊ぶ場合は、ルールブック(数千円程度)とサイコロがあれば始められます。無料で公開されている入門用のルールやシナリオもあります。この AI TRPG は、登録すれば無料で遊べます。
次のステップ
- AI GMについて - AI がゲームマスターを務める仕組み
- 初めてのTRPG - 準備編 - 遊び始めるまでの準備
- キャラクター作成ガイド - 魅力的なキャラクターの作り方
- ダイスシステム - 判定の仕組み
- TRPG用語集 - よく出てくる言葉の意味
準備はできましたか? シナリオを選んで、最初の冒険を始めましょう。